寒暖差の激しさにイライラしますね。
娯善です。
あと数か月で2015年が終わることにショックを隠せません。まだ2015年に慣れていないうちに次の年が来る…恐怖です。
2015年を振り返るにはまだ早いですが、9月を振り返ってみると安保法案可決っていう大きな出来事がありましたね。私は賛成でも反対でもなかったんですが、17日から可決までニコニコ動画の議会中継をつけっぱなしにしていました。結果はやはりというか、可決で、あの瞬間、日本の何か大きなものが形を変えたのかもしれないと思うと可決の瞬間を見れたっていうのは貴重なことだったのではないかと思っています。
この安保法案の騒動の中には私が感動した場面と落胆した場面があります。まず感動した場面は議会が終わってすぐ、何名かの野党議員がでてきて、路上演説を行ったところですね。ちらっとツイキャスで見たんですけど、可決の後だからか妙に説得力があってカッコ良かったです。
そして落胆した場面、今回の安保法案デモのこと一連にして一番気持ち悪いなと思ったのは、デモ参加者全員が去った後そこにゴミの山があったことでしたね。主催者が拾って帰るとは言えど、そこで処理しきれなかったゴミたちを、あろうことか地元民だとかっていうそのデモに全く関係のない人間が片づけるっていうのは本当に、与党議員批判して同じ日本人として恥ずかしいとか言う前にそっちのほうが恥ずかしいなぁと思ってました。自分の正義振りかざして法案反対とわめき散らした後、路上に広がるゴミには目もくれず帰ってゆくっていうのはまさに人間の醜さだし、議会の中じゃなくてその路上にこそ問題があるんだろうなぁ。
人間はまっこと自分を棚に上げるのが上手い生き物ですからね。事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!
閑話休題
一応、安保の話には触れておきたかったんです。私の両親や周りの人間はほとんど興味持ってなくて誰も話を聞いてくれないので、活字にできてよかったです。
…と、いうことでここからはボーカロイドの話を少しだけしたいと思います。
”ボカロ”って聞いてまず浮かぶのがオタクとかキモイとかっていう方はそんな偏見を今すぐに取っ払っていただきたいといいますかその偏見を取っ払ってやりたいといいますか。
ラップなんてYoYo言ってるだけでショって思うのと同じでそれは大きな間違いなんです!と声を大にして言いたいのです。
ニコニコ動画を中心に繰り広げられる”MMD”と呼ばれる3DCGムービーに使われたり、”歌い手”と呼ばれる人たちの楽曲対象になったりするのですが、そのメロディや歌詞がとても精巧で面白いのをご存知でしょうか。
歌詞は全体的に抽象的なものや壮大なものが多いように感じます。「どうにも覚えてないのを 一つ確かに覚えてるんだな」というのはドーナツホールという楽曲の歌詞ですがこれだけ見ると意味が分からないですよね。つまり綺麗な文章としての繋がりは求められていません。おおよその楽曲がこんな感じです。白いキャンバスに様々な色が飛び散っているだけに見える絵に高値がついてある人はそれに意味を見出す…ような感じです。歌詞の世界観は非常に洗練されているのではないでしょうか。
それから、そのボカロから派生する歌い手の歌っていうのも大きなポイントです。
原曲があり、そこから派生した歌い手Aの歌と歌い手Bの歌では構成も歌い方も違います。本来はないラップを組み込む人もいます。たとえば「一心不乱」というボカロ曲をある歌い手たちが歌い、本来は構成されていないラップをいれていましたが、これがなかなかにうまい。どの目線から言ってるんだお前はとお怒りになる気持ちもわかりますが本当になかなかにうまいんです。リリックにリアリティがあるかといわれたらそうではないんですけど、曲のイメージに沿ったラップではあるんじゃないでしょうか。メジャーのシンガーグループにいるラッパーのラップのような…(わかりづらい)
ですから、日本語ラップを聴く人でも十分楽しめるのは多いと思います。もちろん日本語ラップに限らずとも、全然面白いジャンルですから、偏見や独断だけで食わず嫌いはあんまりにももったいないと思うんです。
アニオタがどうとかっていうのを抜きにしてちらっとでも見てみてください。何か違うものが見えてくるかもしれません。
最後に私のおすすめを二曲おいていきます。音がカッコいいメジャーなものです。
【VOCALOID Original】ECHO【Gumi English】
【初音ミク】 ヒビカセ 【オリジナル】
アニオタといえばNMB48の山本彩が声優の津田健次郎にキャーキャー喜ぶと「え、そんなに!?笑」「かわいい」とかっていう柔らかい世論が出るのに私たちのような者が声優にキャーキャー言ってると「キモイ」「死ね」っていわれるのはどういった了見なんでしょうか。可愛いっていうのは正義なんですね。 徹底抗戦したいと思います。
それではまた次号で。
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